業務委託契約書雛形(書式)

雛形を使うときのポイント

                     業務委託契約書

株式会社○△×□(以下「甲」という)と○田○子(以下「乙」という)は、業務委託契約(以下「本契約」という)を次のとおり締結する。

第1条(委託業務)
甲は乙に対し、以下の業務(以下「本業務」という)を委託し、乙はこれを受託する。
(1)□×△○
(2)△○□×
 
第2条(委託料)
1 甲は乙に対し、本業務の対価として、月額金○○円を支払う。
2 甲は、前項に定める委託料の当月分を翌月25日までに、乙の指定する銀行口座に振り込む方法によって支払う。

第3条(契約期間・契約更新)
1 契約期間は、○○年○月○日から○○年○月○日までとする。
2 契約期間満了日の1ヶ月前までに、甲乙いずれからも何ら申し出のないときは、本契約と同一の条件でさらに○ヶ月間更新するものとし、以後同様とする。

第4条(再委託の制限)
乙は、本業務を第三者に再委託してはならない。但し、甲が承諾したときは、その限りでない。

第5条(秘密保持)
乙は、本契約期間中または期間満了後を問わず、本業務に関して知り得た秘密を第三者に漏洩してはならず、また本業務の遂行以外の目的に使用してはならない。

第6条(解除)
甲または乙が次の各号のいずれかに該当したときは、その相手方は、催告その他の手続を要することなく、直ちに本契約を解除することができる。
(1)破産、特別清算、民事再生手続もしくは会社更生手続開始の申立を受け、または自らこれらの一を申し立てたとき。
(2)第三者より差押、仮差押、仮処分、強制執行もしくは競売申立てまたは公租公課滞納処分を受けたとき。
(3)監督官庁より営業の取消、停止等の処分を受けたとき。
(4)解散、減資、営業の全部または重要な一部の譲渡等の決議をしたとき。
(5)自ら振出し、または引き受けた手形、小切手が不渡り処分になる等、支払いが不能な状態になったとき。
(6)相手方への連絡が1ヶ月以上とることができなくなったとき。
(7)相手方が本契約の各条項に違反したとき。
(8)相手方に重大な過失または背信行為があったとき。
(9)その他本契約を継続しがたい重大な事由が発生したとき。

第7条(契約終了後の処理)
本契約終了後、乙は、甲の指示に基づき、直ちに本業務に関する物品を返還または破棄するものとする。

第8条(裁判管轄)
本契約に関する一切の争訟は、○○地方裁判所を第一審の専属管轄裁判所とする。

第9条(協議)
本契約に定めのない事項、または本契約の解釈等に疑義が生じたときは、甲乙は誠意を持って協議し、円満に解決を図るものとする。
 
本契約締結の証として、本書2通を作成し、甲乙それぞれ各1通を保管する。

○○年○○月○○日

甲 住所 ○○県○○市○○町×丁目×−×
       ○○××ビル ×階
   株式会社  ○ △ × □
   代表取締役  ○ 山 × 夫    印

乙 住所 東京都○○区○○×丁目××−×
       ○×ハイツ000号室
   氏名      ○ 田 ○ 子     印

 

【ご注意】
この業務委託契約書の書式はあくまでも雛形ですので、ご利用になられる方それぞれの問題を個別に解決するものではありません。また、この業務委託契約書の雛形に関するお問い合わせや、ご自身で業務委託契約書を作成するにあたってのご質問についてはお受けすることができません。
なお、ご利用になられたことによって生じたいかなる損害につきましても、当事務所では一切の責任を負うことができません。あらかじめご了承下さい。

雛形を使うときのポイント

契約書は、戦略的に作ってこそ意味があります。
一般的には、「口約束ではトラブルになるから契約書が必要です」と言われていますが、それは当然のことです。

契約書を作る真の目的は、自分を有利な状態にもっていくことです。
「契約書を作ってトラブルを防止しました」だけでは面白くありません。

その点を踏まえて、契約書の雛形を使うときに注意するべきポイントをあげます。
それは、その雛形がどちらの立場で作られているかを見極めることです。
その見極めをしっかりとしないと、自分を有利な状態にもっていくことは難しいです。

もちろん私がご依頼を受けて作る場合は、ご依頼者様にとって有利になるように作っています。

相手に警戒されない業務委託契約書にするには

自分に有利な内容で契約書を作ることはとても大切ですが、だからといって、自分に有利すぎる内容で契約書を作ってしまうと、相手に警戒されてしまいます。

一方的に強い立場であればそれでもかまいませんが、有能な人に発注する必要があるのでしたら、業務委託契約書の内容は、バランスの取れた内容にするべきです。

一番の理想は、相手とWin-Winの関係で契約を結ぶことです。
私はそれができるように、ご依頼者様の業務スタイルに沿って、契約書の内容をひとつひとつ考えるようにしています。

業務委託契約書作成の流れ

私の事務所では、以下の流れで作成しています。

Step1 お問い合わせください
           
Step2 ヒアリング・打ち合わせ
           
Step3 「注釈入りの契約書草案」の作成・送付
           
Step4 ご依頼者様による契約書草案のチェック
           
Step5 正式な契約書の作成・送付

これらの流れについては、以下をご参考ください。

Step1 お問い合わせください

詳しくは、お問い合わせ・相談予約先をご覧ください。

Step2 ヒアリング・打ち合わせ

まずはメールや電話でヒアリングを行わせていただきます。
その後、それだけでは精度の高い契約書が作れないと判断した場合は、ご依頼者様と実際にお会いして、打ち合わせやヒアリングも行わせていただきます。

Step3 「注釈入りの業務委託契約書草案」の作成・送付

Step2を受けて、私が業務委託契約書の草案をワードファイルで作成し、メールでお送りします。この契約書の草案には、文言の意味の解説や、「なぜそのような文言を入れているのか」という私の意図や狙いを記します。
なぜそのようなことをするかというと、私のご依頼者様には、契約書を戦略的に使っていだたきたいからです。

Step4 ご依頼者様による草案のチェック

Step3で作成した草案をご依頼者様にチェックしていただきます。
この時点で、「こういう内容も入れてほしい」とか、「この文言の意味がわからない」ということなどがありましたら、おっしゃってください。

Step5 正式な契約書作成・送付

ご依頼者様のお手元に、以下のものを納品します。

  • 業務委託契約書 2部
    ご依頼者様用と契約相手用を1部ずつ、紙媒体でお送りします
  • 契約書のワードファイル(メールにてお送りします)


専門家からのご推薦

廣瀬 幸義 先生(ヘリオボヤージ合同会社 代表 中小企業診断士)

廣瀬先生西郡さんは、気の人である。物事の本質を見極めようとする気迫は、職人気質(かたぎ)に通じるものがある。
また、若いころから自ら進んで苦労を抱かえこむことが多かったせいか、さり気ない気遣いや気働きができる人でもある。
そして、これまでの私との付き合いでは、義や情を重んじる男気が伝わってくる人でもある。
この西郡さんの気は、真っ当なクライアントの便益のために発揮されるため、あるときはクライアントに優しくあったとしても、あるときは厳しさとして伝わってしまうことがあることと思う。彼の気を理解し、それを受け止めることができるクライアントであれば、彼の真の価値を享受することができる、そういうことを期待することができる人物である。

推薦者 ヘリオボヤージ合同会社 代表 中小企業診断士 廣瀬 幸義

齋藤 昭子 先生(行政書士さいとうあきこオフィス 代表 行政書士)

齋藤昭子先生西郡先生とは、先生が書かれている書籍を読ませていただきご連絡したのがきっかけでした。
どの業務を通してもいえるのですが、先生は戦略ありきの達人です。
先生はご依頼の件数も半端なく多くこなされているため、経験豊かで、場面場面で独自のアイデアが飛び出し、その時点の最良の策を法律文書に落としていきます。作られる各種書類から、法律書類作成能力にもたけていらっしゃるのは言うまでもありません。
そして、なんといっても、ご依頼者の方に対する気持ちを込めた対応やフォローが素晴らしいです。先生にお会いする度に、先生のご依頼者の方に対するハンパない熱い思いが伝わってきます。
先生は気づいていらっしゃるかわかりませんが、「ご依頼者自身を育て、最終的にその方のトータルの成長を導いていくお力がある」。これは、一番に感じました。少し先生とお話してアドバイスを聞いているだけでもわかります。
みなさまも、ぜひ会われてみてください!!

推薦者 行政書士さいとうあきこオフィス 代表 行政書士 齋藤 昭子

水崎 晃彦 先生(水崎国際事務所 代表 行政書士)

水崎先生西郡先生との出会いは資格予備校の教材制作現場でした。
最初の印象は『ちょっと怖そう・・・』でしたが、実際には全然そんなことはなく、とても真摯で、逆にものすごく低姿勢な方でした(笑)。
彼がパワーポイントを自在に操る様を見て驚嘆し、受講生のことを熱く語るのを聞いて感動した日々を思い出します。
彼は自分を大きく見せようとはしません。できないことをできるとも言いません。
今の世の中、自分を誇大に飾り立てる輩の多い中、これだけで彼が信頼に足る人間だということがお分かりになると思います。

推薦者 水崎国際事務所 代表 行政書士 水崎 晃彦

斉藤 容一 先生(行政書士さいとう事務所 代表 行政書士)

斉藤先生最強のオーダーメイド請負人 行政書士 西郡研太郎先生について
私が西郡先生を知ったのは、先生の事務所のサイトをトップページで拝見したことがきっかけです。そして、外観・構成はもちろん、その内容・ポリシーの素晴らしさに、厚かましくも、メールで業務の事や、昭和プロレスの話題などを送ってしまったのです。すると、その日のうちに丁寧な返信を頂き、何度かやり取りをして頂きました。
先生の著作本も迷わず拝読しました。
先生のサイトは、まさしく、「先生の等身大」です。
先生は、個々のご依頼人のための最善策を提案・実行なさることでしょう。
先生のサイトをご覧になって、共感なさるお客様は、ぜひ先生にご相談になることをお勧めします。同業者が同業者を推薦することは、滅多にありません。
なお、万一、西郡先生が超多忙につき、予約が取れないなどありましたら、世田谷・用賀の当事務所もよろしくお願いします(笑)。

推薦者 行政書士さいとう事務所 代表 行政書士 斉藤容一

中村 弥生 先生(中村やよい行政書士事務所 所長)

西郡先生の持ち味は、抜群の法律的思考力と、妥協を一切許さない、仕事に対する姿勢です。
というとこわそうですが、西郡先生の本当のすごさは、そのすごさを感じさせないところです。とても親切に何でも教えてくれます。
ウェブデザインからオートレースまで、守備範囲の広さも魅力です。
ぜひ一度会ってみてください。とにかくすごい先生です。

推薦者 中村やよい行政書士事務所 行政書士 中村 弥生

渡部 修司 先生(元 行政書士試験講座講師)

西郡先生と私は、同じ資格スクールで行政書士試験講座の講師をしておりました。
講師としての西郡先生は、単なる受験ノウハウにとどまらず、合格後まで見据えて実務での応用力が身につくよう指導しておられました。また、質問・相談にも親身に対応しておられたのです。受講生の未来のために最善を尽くしておられた西郡先生。
その姿勢と変わることなく、いま西郡先生は、依頼主の希望を実現するため、親身に相談に乗り、業務に最善を尽くしておられるのです。

推薦者 元 行政書士試験講座講師 渡部 修司

私にご依頼いただくメリット

メリット1 事業戦略の一助になる業務委託契約書が出来上がります!

私の事務所は、オーダーメイドで丁寧に作るのが特徴です。
ご依頼者様の業務スタイルを理解してから、契約書を起案します。
ですので、ご依頼者様の事業にピッタリ合った、事業戦略の一助になる契約書に仕上がります。

メリット2 業務委託契約書を戦略的に使いこなせるようになります!

私は、業務委託契約書の草案をご依頼者様に見ていただく際、その文言に注釈を付けています。なぜなら、私にご依頼いただいた方には、契約書を戦略的に使いこなしてほしいからです。契約書の文言の意味を把握し、意図を理解していただければ、それができるようになります。
そのために、契約書の草案には注釈を付けて、ご依頼者様にお渡しします。

メリット3 ハンコの押し方を間違えないようになります!

ハンコ業務委託契約書の完成品を郵送でお送りする際、「契約書のハンコの押し方に関する説明書」と「押印見本」を同封します。
ハンコの押し方を間違えないためのサービスもご用意して、ご依頼者様のスムーズな契約締結をサポートしています。

メリット4 ご依頼者様ご自身で契約書をきれいに製本できるようになります!

契約書を郵送で納品する際には、ご依頼者様用と契約相手用を1部ずつを紙媒体でお送りしますので、最初の契約はそれをお使いいただければOKです。
しかしその後は、ほかの契約相手に対しても同じ契約書を渡すことになるかと思います。
そのときのために、ご依頼者様ご自身できれいな仕上がりの契約書を作っていただけるよう、契約書の製本についてもご案内します。

メリット5 話がわかりやすい!

私は、職業訓練校(公的機関)や法律スクールのほか、社会人や起業家を対象としたセミナーなどでの講師経験が豊富ですので、難しい問題もわかりやすく、そして明るく楽しい形でご説明できます。
実際にお話しをお聞きいただければ、説得力もお感じいただけるかと思います。

ご利用料金

業務委託契約書作成業務

ご依頼者様の事業スタイルに沿った、オーダーメイドの契約書を作成します。

【着手金】 52,500円(税込)〜
契約内容によって変動しますので、詳しくはお問い合わせください

■ お願い
「とにかく安い料金で作ってほしい」「雛形さえあればそれでいい」という場合は、できる限り他の事務所へご依頼されますようお願いいたします。
私の事務所は、納得できるサービスに重点をおかれる方や、信頼関係を重視される方のための事務所です。どうぞご了承ください。

その他オプションプラン

上記お申し込みプランに加え、ご依頼者様のご希望に応じて以下の業務を行います。

  • 契約交渉代理(紛争に関する交渉代理は法律の規定により行えません)
  • 契約相手から提示された契約書の内容チェック

上記の業務以外でも、「こんなことをやってほしい」というご希望がありましたら、ご遠慮なくおっしゃってください。可能な限り対応いたします。

初回相談(対面での相談)

相談【料金】 1時間30分まで6,300円(税込)です。
それ以降は30分あたり3,150円(税込)になります。
なお、契約書作成をご依頼いただいた場合、初回相談料を無料になります。

■ 相談日時と場所につきまして
お問い合わせ・相談予約から、ご希望の日時をご連絡ください。
相談場所は、基本的には当事務所になりますが、ご希望により出張も承っています(出張費無料、交通費は実費で請求させていただきます)。

■ 相談のときにご用意いただくもの
・ご本人様を確認できるもの(運転免許証、健康保険証、パスポートなど)
・ご印鑑
・委託業務の内容を示すもの

料金のお支払いにつきまして

上記着手金をお支払いいただいた時点で、正式にご依頼いただいたと判断して業務に着手しております(銀行振込手数料はご負担ください)。

ご依頼の限定につきまして

ひと月10名様までです

100%の力で対応するために、ひと月10名様までしか受け付けておりません。
これは、質の高いサービスを提供していくためのやむを得ない措置です。
ひと月の定員を超えた場合、ご依頼をお受けできません。

こういう方からのご依頼はお受けできません

以下に当てはまる方に対しては、ご依頼をお受けすることができません。

  • 契約書は形だけ整っていればOKと思われている方
  • 匿名・偽名・電話番号非通知などで、お問い合わせや相談申込みをされる方

本当に良い業務委託契約書を作成していくためには、ご依頼者様と私との信頼関係がとても大切になります。どうぞご理解ください。

ここまでご覧いただきまして、ありがとうございます

今、契約書作成の実務や講師の仕事をしていて感じているのは、「契約書は形だけ整っていればいい」と思われている方が多いということです。

確かに、一般にあるような雛形をマネするだけでも、トラブル防止には多少の役に立ちます。しかしそれでは、深いところまで手が届きませんし、事業を繁栄させるためには役立ちません。

契約書は、使い方によっては事業を繁栄させ、また使い方によっては大きな責任を追及されるリスクを負うことにもなります。

ここで一度、「戦略的な業務委託契約書」を作ってみませんか?
おそらく、おもしろい結果になると思います。

あなたからのご相談、ご依頼を心よりお待ちしています。

お問い合わせ・相談予約先

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現在、新規のご相談・ご依頼の受付は、ご紹介者様がいらっしゃる場合のみにさせていただいております。
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